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【全国最強】全国大会で2連覇!女性消防隊 家庭と両立させながらハードな練習

2023年11月8日 18:41
【全国最強】全国大会で2連覇!女性消防隊 家庭と両立させながらハードな練習

八代市に“全国最強”といわれる女性消防隊があります。ハードな練習を乗り越えながら健康を保つ、ある秘訣がありました。

♪操作はじめ!

パワーあふれるかけ声。正確で無駄のない俊敏な動き。そして、全力ダッシュ!

彼女たちは八代市消防団・本部女性隊。全国最強と言われるワケとは?

10月21日に東京都で開かれた全国女性消防操法大会。全国44チームが案化し、消防機器の基本動作のスピードや正確性を競いました。八代市の女性消防隊はこの大会で見事に優勝!なんと前回大会に続き2連覇を達成したのです。

■野田貴美子さん
「前回以上に喜びがひとしおです。自分の消防人生に厚み、彩りを与えてもらった大会」

全国最強のメンバーがこちらの5人。保育士や介護士、市町村職員など仕事はバラバラ。チームのまとめ役、野田さんはというと…。

運輸会社で八代港コンテナターミナルの管理者として働き、コンテナ貨物の積み卸しをするガントリークレーンの女性初のオペレーターとしても活躍しています。

この日、昼間の仕事を終えて消防本部に集まったメンバーたち。始めたのは消防操法の練習です。

♪「準備はいいですか?はい!」

競技は5人ひとチームで、全体を指揮する人と前方でホースを持つ人、後方で水を送る人に分かれます。たとえば野田さんは、ホースとホースをつなぐ役割を担っています。全力ダッシュと、ダイナミックなホースさばきがみどころです。

今回の大会では5人中3人が各ポジションの個人賞も受賞するなど、息のぴったりあった動作で、まさに最強のチームであることを見せつけました。

■那須あゆみさん
「息づかいや、ちょっとした動きを感じながら分かり合ってます」
■篠原典子さん
「日本一の相方ですから!はは」

仕事や子育てと両立しながら、週に3回ほどのハードな練習を積み重ねてきた5人。

■篠原典子さん
「みんな仲間がいるから大変って思ったことないです」
■邑上由衣さん
「熱い言葉とかプラスの言葉とか、ポジティブなワードしか出ないのでこのチームは。だから何事にも前を向けるじゃないですけど、練習が終わった後に前を向いて次の日を迎えられるかなって」

この場所が、日々の生活を頑張れる『原動力』になっていました。

■野田貴美子さん
「お母さんになっても、誰かの奥さんになったとしても、 自分の好きなことをやって人一倍輝きたいなと思って」

野田さんが消防隊に入って約20年。

「すべては八代のために!」。そんな熱い思いが仲間を増やし、いまや周りの消防団員からも愛されるチームへ。

■八代市消防団 山本一樹団長
「なんて言いますかね~、すばらしかとですよね。一生懸命さに心を打たれて、男性の消防隊も頑張っている」

そんな最強の5人に「ケンコーのはじめ方」を聞きました!

■野村絵美さん
「なかなか家庭もあるので、 私自身、日頃から運動しなかったんですよね。今は子どもも部活をしているので同じように合わせて。部活の指導者の方から教えてもらいながら一緒に取り組んでいます」
■篠原典子さん
「寝る前は子どもたちにも言うんですけど、クヨクヨして寝ないでよ、と。寝るときは笑って寝ようって言っているんです。そしたらなんか気持ちよくないですか?」
■那須あゆみさん
「あとは心の健康のためにも、先輩たちからポジティブな言葉とか、前向きなワードをいっぱい浴びることです。いつも助けられています」
■野田貴美子さん
「どういたしまして!」

ポジティブワードで心からケンコーに!最強の女性たちの活躍はまだまだ続きそうです。