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【炎の輪】長い縄につけた松明を振り回す 阿蘇神社の火振り神事 重要無形民俗文化財

2024年3月22日 19:03
【炎の輪】長い縄につけた松明を振り回す 阿蘇神社の火振り神事 重要無形民俗文化財

去年、熊本地震からの復活を遂げた阿蘇神社の楼門。21日夜、伝統の「火振り神事」が行われ、今年も阿蘇の夜に炎の輪が浮かびあがりました。

22日朝の最低気温が平年より5.6℃低い-3.6℃を観測した阿蘇市。白い息を吐きながら寒そうに登校する子どもたちの姿も。

春の訪れを告げるツクシの回りには霜も降りていました。

そんな中、前夜は厳しい寒さを吹き飛ばす恒例の伝統行事が。長い縄の先に火をつけたカヤを振り回して五穀豊穣を祈る、阿蘇神社の「火振り神事」。

神の婚礼を祝うため松明を振って姫神を迎えたという故事に由来し、国の重要無形民俗文化財に指定されています。

新型コロナの影響で中止されていた火振り体験も、5年ぶりに行われました。

■アメリカ・テキサス州出身
「めっちゃ楽しかった。本当に楽しかった。おもしろかった。エグい!」
■アメリカ・ミシガン州出身(英語)
「熊本に数年住んでいたけど、初めて体験しました。最高です」

■阿蘇神社 阿蘇惟邑宮司
「これまで地震の後、大変なことがたくさんあったんですけど、多くの方々に支えていただき、祭りを続けてくることができました。また多くの皆様にお越しいただき、復興した楼門の姿をご覧いただければ」

火振り神事が終わると、阿蘇地方にも本格的な春が訪れます。