「こんなことは初めて」春一番の影響で養殖アオサ収穫できず 強風で網が支柱に絡まる
天草特産のアオサが、先週吹いた「春一番」で収穫に影響が出ています。
2月19日、熊本地方気象台が「春一番」が吹いたと発表した熊本県内。アオサを育てる天草市新和町の松岡邦安さんの養殖場では、強風の影響で300枚の網の半数以上が支柱に絡まるなどして収穫ができていません。
■松岡邦安さん
「元糸が切れてしまって、もうそれは廃棄です。どうにもなりません」
気象台によりますと当時、天草地方では最大瞬間風速15メートル以上の強い風を観測しました。26日は5人がかりで絡まった網を取り外しましたが、支柱1本あたり1時間ほどかかっていました。
■松岡邦安さん
「網が破れていることは何回かあるんですけど、今回このようなことは初めて」
前回の入札会では最上級の品質だったという自慢のアオサ。松岡さんは、収穫できない現状に悔しさをにじませつつ、3月はじめからの収穫を目指すということです。