ことし2月、週刊誌で賭けゴルフの疑惑や女性問題が報じられた上益城郡選出の増永慎一郎県議。その後体調不良を理由に県議会を欠席していましたが、この度取材に応じ、県議を続けて6月の定例議会に出席する考えを示しました。
増永県議は上益城郡選出で、現在5期目を務めています。今年2月、賭けゴルフの疑惑と女性問題について週刊誌に報じられて以降、｢体調不良｣を理由に県議会を欠席。｢迷惑をかけた責任を取りたい｣として自民党を離党しました。
5月24日に地元山都町で開かれた支援者との会合のあと、週刊誌報道以降としては初めてカメラの前で取材に応じました。
■増永慎一郎県議
「いろいろ皆さんにご迷惑をかけて、本当に申し訳ないと思っております。申し訳ございませんでした」
増永県議は女性問題は認めた一方、賭けゴルフ疑惑については週刊誌に掲載されたSNSのやりとりにも触れ否定しました。
■増永慎一郎県議
「女性問題はありました。しかしながら、賭けゴルフはただ女性とのLINEでの交換（やりとり）だけでのことで、お金の受け渡しは全然してない。LINEの話を盛り上げるためにしただけの話」
支援者からは辞職を勧める声も出たと明らかにした増永県議。それでも議席を失えば地元にマイナスの影響を及ぼしかねないとして、県議を続け6月に開かれる定例議会に出席する考えを示しました。
この賭けゴルフ疑惑をめぐっては、増永県議や自民党所属の県議、元県議のあわせて13人に対し、熊本市の女性が｢常習賭博罪｣にあたるとして熊本中央警察署に刑事告発しました。
告発状では、13人が2019年12月から去年7月にかけて、県内外のゴルフ場で賭けゴルフをしたと指摘しています。自民党県連はこれまでの取材に対し、賭けゴルフはしていないと否定しています。
