岸田首相 党幹部が全国で現場の意見を聞く「政治刷新車座対話」に熊本で初出席
岸田首相は6日、菊陽町にあるTSMCの工場を視察しました。このなかでTSMCは「第2工場も同じ菊陽町に建設する予定」と明らかにしました。
菊陽町にあるTSMCの子会社JASMの工場を訪れた岸田首相。TSMCのシーシー・ウェイCEOや地元企業の幹部などと懇談しました。この中で、シーシー・ウェイCEOは、「第2工場も同じ菊陽町に建設する予定だ」と明らかにした上で、日本政府からの支援に感謝の意を示しました。
TSMCの子会社・JASMの第2工場建設に対し、国は最大7320億円を財政支援する方針で、第1工場とあわせると1兆2000億円にのぼります。
■岸田首相
「熊本での取り組みが全国に波及することによって、全国で投資が活性化する。こういったことにつながると期待しています。そのために政策を総動員したい」
視察を終えた岸田首相。自民党の派閥の政治資金パーティーについて、熊本市で党員らとの「政治刷新車座対話」に出席しました。この政治刷新車座対話は、自民党派閥の裏金問題を受けて党の幹部が全国を回り、現場の声を聞く取り組みで、岸田首相が出席するのは初めてです。
■岸田首相
「それぞれ地方、地域においても、 自民党にご縁のある皆様方に大変肩身のの狭い思いをさせてしまってることこのことを、この心からおわびを申し上げる次第でございます」
こう熊本県連の幹部に陳謝した岸田首相。この後行われた有権者や党員との対談では、出席者から苦言が相次ぎました。
■参加者
「女性局の問題、青年局の問題、個人の問題が噴出している。議員としての倫理観が欠如しているのではないか」
ひとつひとつの意見に反応したという岸田首相。具体的な回答はなかったものの、こうした対応に参加者は。
■参加した人
「お金に関する事もそうですし、日頃生活していく中で色々な問題があると思うので、それを今回は話せたので良かった」