「危険な行為やめさせるため」保育士が園児にスリッパ投げつける 暴言などの行為も
熊本市の保育園で、保育士が園児にスリッパを投げつけるなど不適切な行為をしていたことがわかりました。熊本市は調査を進めていて、園に報告書の提出を求めています。
不適切な保育の疑いがあるのは、熊本市内の私立保育園です。熊本市によりますと、今年4月以降、50代の女性保育士が園児に対しスリッパを投げつけたり、襟をつかんで移動させたり、暴言を吐いたりするなどの行為をしたということです。
園児にけがはなく、11月、保護者から私立保育園を管轄する市に相談があり発覚しました。
市の聞き取りに対し園は事実関係を認めていて、不適切な行為をしたとされる保育士は「子どもの危険な行為をやめるためにとっさにやった」と説明しているということです。園は12月1日に保護者説明会を開き経緯などを説明したということです。
熊本市は園に対して、12月中に報告書を提出するよう求めていて、必要に応じて指導や改善勧告を検討する方針です。