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「節約したかった」勤務先のガスセンターからボンベ持ち出し7年半にわたり自宅で使用

2024年5月10日 18:59
「節約したかった」勤務先のガスセンターからボンベ持ち出し7年半にわたり自宅で使用

勤務するJA鹿本のガスセンターからLPガスボンベなどを無断で持ち出し、自宅で使用していたとして、60代の臨時職員が懲戒解雇されていたことがわかりました。

4月25日付で懲戒解雇されたのは、JA鹿本のガスセンターで配管工事などを担当していた60代の臨時職員の男性です。JA鹿本によりますと、男性は2016年から今年4月までの約7年半にわたり、勤務先のガスセンターから8キロサイズのLPガスボンベや配管部材を無断で持ち出し、自宅にメーターを通さないよう設置してガスを使用していたということです。

職場の内部通報で今年4月に発覚するまで、ガスがなくなるたび新しいボンベに取り換えていました。被害額は約150万円とみられ、男性はすでに全額弁済しています。男性は「ガス代を節約したかった」と話しているということです。

JA鹿本は、刑事告訴を検討しているということです。また、再発防止策について「主流サイズのガスボンベは在庫管理をしていたが、今回のような小さいサイズはしていなかった。今後はすべての在庫管理を徹底するとともに監視カメラの設置を検討する」と話しています。