【国内最大規模】日米共同訓練始まる 熊本市の健軍駐屯地で訓練開始式 訓練は31日まで
陸上自衛隊とアメリカ海兵隊による国内最大規模の共同訓練が始まり、14日、熊本市の健軍駐屯地で開始式が行われました。
訓練開始式では、山根寿一西部方面総監が「今、事態が発生しても、ただちに日米共同で対処できる体制を確立しなければならない」と訓示しました。
訓練は10月31日までで、日本から西部方面隊など約5000人、アメリカから海兵隊など約1400人が参加して、九州・沖縄・北海道で行われます。離島防衛を想定して、ロケット砲や地対艦ミサイルの実弾射撃訓練のほか、熊本県内でも、健軍駐屯地では指揮機関訓練、高遊原分屯地ではオスプレイなどによる輸送訓練が行われます。
一方、健軍駐屯地の正門前では、訓練に反対する約20人が抗議活動をしました。ロシアのウクライナ侵攻をきっかけに発足した、反戦反核くまもとアクションが呼びかけたもので「南西諸島だけでなく、熊本を含む東アジア全体が戦場になる」などとして訓練の中止を求めました。