｢車が吹き飛ばされてきた｣特急列車と踏切内で立ち往生していた軽自動車が衝突 JR豊肥線

28日午後、菊陽町のJR豊肥線の踏切で、特急あそぼーい!と立ち往生した軽自動車が衝突する事故がありました。この事故で列車に遅れが生じ、約3000人に影響が出ました。

■永島由菜アナウンサー(28日午後7時半頃)
「事故があった原水駅近くの踏切です。列車と衝突した車は前方と側面の損傷が激しく、ドアが外れそうになっています」

警察などによりますと28日午後6時頃、菊陽町の原水踏切で、別府発･熊本行の特急あそぼーいが軽自動車と衝突しました。軽自動車は踏切の外に押し出され、停車していた車にぶつかり、その車が、さらに後ろの車に衝突しました。

■衝突された車に乗っていた男性
「一瞬の出来事だったので訳がわからなかった。(列車と衝突した車は)めちゃくちゃになって、前の車は吹き飛ばされてきたので、何が何だかわからなかった。衝撃がものすごかった」

事故当時、遮断機は下りていて、軽自動車は踏切内で立ち往生していたということです。軽自動を運転していた50代の女性は、衝突時は車から降りていてけがはありませんでしたが、気分が悪いと訴え病院に搬送されました。列車の乗客約50人にけがはありませんでした。

警察の調べに対し女性は、｢踏切内で遮断機が下り立ち往生した。非常ボタンを押そうとしたが間に合わなかった｣と話しているということです。

この事故でJR豊肥線の光の森駅～肥後大津間で約2時間、運転を見合わせ、約3000人に影響がでました。