「国費200億使って乗客数十人は…」JR九州社長 「持続可能性」が肥薩線復旧のカギに
熊本豪雨からの復旧を模索するJR肥薩線。乗車率など「持続可能性」がカギに。
■JR九州・古宮洋二社長の会見
「肥薩線はこれまで8割とか乗客が減ってきてるんですよ。本当に地元の方々も税金を使っても価値がある肥薩線なのか、地元も一緒に考えないと」
JR肥薩線をめぐっては、11月24日の県と地元市町村の再生協議会で復旧費のうちの地元負担分12億7000万円の全額を県が負担し、年間約7億4000万円かかるとされる維持費についても地元市町村の負担を抑えることが決まりました。
この決定について記者会見で聞かれたJR九州の古宮洋二社長は。
■JR九州・古宮洋二社長
「国の金を200億使って乗客が毎日ウン十人しか乗りませんでしたというのが本当にいいのか。我々は持続可能性。肥薩線を今後どうしていくのかというのが必要じゃないですか」
復旧後の乗車率など「持続可能性」をどう示すことができるかが今後の課題となりそうです。