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「落とした」→「財布を」イラスト指差し外国人と対話 熊本県警へボード贈呈

2023年10月25日 18:12
「落とした」→「財布を」イラスト指差し外国人と対話 熊本県警へボード贈呈

イラストや外国語の文字を指で差し合って対話できる「コミュニケーション支援ボード」。幅広い「困りごと」について警察官と対話できるツールとして期待されています。

25日に熊本県警でお披露目された「コミュニケーション支援ボード」。
警察も様々な「困りごと」に対応できると期待を寄せています。

■熊本県警 生活安全部地域課・入江真也次席
「会話が不自由な方、高齢者子ども、外国人の方々に便利に使っていただく本当に警察の活動がしやすく落とし物などわかりやすく(対応)できると思っている」

ボードには分かりやすいイラストとともに英語や韓国語、それにベトナム語など合わせて6つの言語で書かれています。子どもや外国人のほか耳の不自由な人ともコミュニケーションを取るのが目的です。例えば財布を落としたことを伝えたい場合はまず「落とした」を指さし、次に「何を?」の欄から「財布」を指すだけで簡単に伝えることができます。

行き先をたずねる場合はコンビニや駅、バス停など生活でよく使う場所のほか今回は外国からの観光客への対応として空港や滞在先のホテルのイラストが新たに記載されたということです。
ボードは2008年に明治安田生命相互保険会社が全国の警察署に配布していてこれが第3弾となります。

■明治安田生命保険相互会社・角英樹 法人営業推進部長
「警察官の方や職員の方がコミュニケーションのバリアがある方々との積極的なコミュニケーションの1つの助けになればという思いで贈呈した」

熊本県警には合わせて1540部が贈呈され、ボードは県内の警察署や交番に配られるということです。