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「あおられたと思った」バス止めて運転手に暴行 帰省中の男を傷害容疑で逮捕

2024年8月14日 12:44
「あおられたと思った」バス止めて運転手に暴行 帰省中の男を傷害容疑で逮捕

運行中の路線バスを止めて、運転手の帽子やマイクをはぎ取って、全治5日間のけがを負わせた会社員の男が警察に逮捕されました。


傷害の疑いで逮捕されたのは大阪府吹田市の会社員本田徳行容疑者(49)です。

警察によりますと本田容疑者は12日午後1時頃、熊本市本荘の産業道路で軽自動車を運転中に、後ろから来た路線バスの進行をふさぐかたちで止めて、男性運転手(45)の帽子やマイクをはぎ取る暴行を加え、顔への打撲など全治5日間の軽傷を負わせた疑いです。

本田容疑者は数分間で現場を立ち去ったということです。

バスは長嶺小学校発、熊本駅行きで、客5人ほどが乗っていました。

被害に遭った運転手は、終点の熊本駅まで運転した後、上司に相談して、警察へ被害を届けました。

警察では、防犯カメラやドライブレコーダーなどから本田容疑者の車を割り出し、熊本市の実家に帰省中だった本田容疑者を見つけ逮捕しました。

警察の調べに対して本田容疑者は容疑を認めていて「バスにあおられたと思った。笑いながら返事をされて腹が立った」と話しているということです。

しかし警察が付近の防犯カメラやドライブレコーダーを確認したところ、バスがあおったような走行は確認されていないということです。

警察では、本田容疑者がバスを止めたことは道交法違反の疑いもあるとみて調べています。