神奈川県川崎市の「ビッグモーター川崎店」前で街路樹を切断した罪に問われている元店長の男性（33）の初公判が14日、開かれ、元店長は起訴内容を認めました。

「ビッグモーター川崎店」の元店長（33）は2022年10月、従業員に指示し、店の前に植えられていたオオムラサキツツジ6本を切断した罪に問われています。

14日の初公判で元店長は起訴内容を認めました。

検察側は冒頭陳述で、「本部に所属する上司から店舗の状況を点検されたあと街路樹を取り除くよう指示され従わないと評価が下がり降格につながると考え切断を決意した」と指摘しました。

その後の被告人質問で元店長は、「点検は点数化され、点数が悪いと降格させられるそれが怖くて指示を断れなかった」「以前、降格したときには給料が半分くらいになった」などと述べました。

また、弁護側から「上司の指示がなかったらやっていたか」と聞かれると「絶対にない」と答え「迷惑をかけて大変申し訳ない」と謝罪しました。

一方、元店長に切断を指示し、同じく器物損壊の罪で起訴された上司については、「私と同じように罪を認めてほしい」と述べました。

判決は来月言い渡される予定です。