「台風7号」関東接近か “暴風・警報級大雨”のおそれ 新幹線の計画運休も?
13日に発生した「台風7号」が週の後半、関東に強い勢力で接近する予想となっています。暴風や警報級の大雨となるおそれもあり、東海道新幹線は「計画運休」の可能性もあるということで注意が必要です。
13日夜、群馬県前橋市では…
記者
「打ちつけるような、強い雨が降ってきました」
降り出した突然の大雨に、びしょぬれになった人や、雨宿りをする人も。
記者
「迎えの車でしょうか、ロータリーが渋滞しています」
傘のない人が、雨の中を走って車に乗り込んでいました。
サイクリング中の男性
「せめてカッパを持ってくればよかったなと思いました。両腕の方はまだけっこうぬれている感じで、なかなか乾かない」
頭にタオルをのせていた男性は…
大学生
「ショッピングモールから出たら、すごい急に雨が降ってきて…めっちゃぬれちゃったりして」
大学生
「外出たら、気づいたら大雨になっていたんで、びっくりしました」
──きょう傘は?
大学生
「持ってないです」
大学生
「親を呼ぶしかないですね」
その後、親に迎えをお願いして、家に帰ることができました。
局地的な大雨に見舞われた、関東地方。そんななか心配されるのが、13日、日本の南の海上に発生した「台風7号」です。
女性
「台風来るので、直撃しちゃうかなと」
女性
「危ないかなと思うので」
関東では週の後半、暴風や警報級の大雨となるおそれがあります。
台風7号は14日、強い勢力で小笠原諸島に接近。その後も発達を続け、16日(金曜日)から17日(土曜日)にかけて、暴風域を伴ったまま関東に接近する可能性があります。
過去に強い勢力を保ち、関東に暴風雨をもたらした台風があります。
2019年の台風15号です。
記者(東京・池袋駅 2019年9月)
「池袋駅前です。雨が波のように打ちつけていて、風の影響でしょうか、傘が飛ばされています」
千葉県でも暴風が吹き荒れ、市原市では、ゴルフ練習場のネットが倒れ、柱が住宅に直撃するなどの被害も出ました。
今回の台風7号は、このときと同じく、強い勢力を保ったまま関東に接近するおそれがあるのです。
さらに、気がかりな情報が──。
JR東海は、台風の進路や勢力によっては、16日(金曜日)から17日(土曜日)にかけて、東海道新幹線の全線もしくは一部区間で、「計画運休」や長時間にわたる「運転見合わせ」を行う可能性があると発表。旅行の予定変更などを検討するよう呼びかけています。
13日午後9時前、東京駅で話を聞くと、お盆休みの予定への影響を心配する声もありました。
会社員(20代)
「友達のところ、名古屋方面に行こうかなと考えていました。(でも、)ちょっと別の日にしようかなと考えています。1年ぐらい会えてないので、早めに会いたいなと。新幹線がないと、(行くのが)厳しいかなと思っています」
会社員(20代)
「会社のメンバーが関西出身の人が多いので、帰ってこられるのかなという心配はありますね」
──みなさん、お盆期間中に(地元に)戻る?
会社員(20代)
「(関西に)ほとんど戻っているので、仕事が始まるときにそろうか心配ですね」
関東や東北の沿岸部などで、警報級の大雨や暴風のおそれもある台風7号。最新の情報をこまめにチェックし、早めの備えが必要です。
(8月13日放送『news zero』より)