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野球場は64年前 老朽化進む県有スポーツ施設どうする?民間事業者と再整備検討へ

2024年5月30日 18:56
野球場は64年前 老朽化進む県有スポーツ施設どうする?民間事業者と再整備検討へ

老朽化が進んでいる県有のスポーツ施設について、熊本県が民間の事業者と再整備の検討を行う方針であることがわかりました。

県有のスポーツ施設は、1960年完成のリブワーク藤崎台球場、1971年完成の熊本武道館、1982年完成の県立総合体育館、1998年完成のえがお健康スタジアムがあり、いずれも老朽化が問題となっています。

これについて県は、再整備に向けた具体的な検討を行う組織を今年度中に設置する方針を明らかにしました。新たな組織は、県の幹部やスポーツ関係団体、民間の事業者などで構成します。施設を新設するか改修するかなどの方向性や、運営主体について民間に委ねることなども選択肢に議論するということです。

スポーツ施設の整備をめぐっては、蒲島前知事が任期中に方向性を取りまとめたいとしていましたが、「災害からの復興などを優先すべき」として断念。その後、就任した木村知事が、蒲島前知事を引き継ぐかたちで任期中に方向性を決めると公約に掲げていました。


県は6月開会する県議会に検討組織の設置に向けた費用約800万円を盛り込む方針です。