担任からのいじめ訴え児童が提訴 不登校にPTSD発症で市外へ転校
熊本地裁八代支部
八代市の市立小学校に通っていた児童が担任からいじめを受けたとして、八代市に500万円あまりの損害賠償を求める裁判を起こしました。訴えを起こしたのは、八代市立の小学校に通っていた当時小学3年の男子児童です。
訴状などによりますと児童はおととし、担任の教諭からアレルギーがある食品を食べさせられて体調を崩したり、同級生からの暴力を止めてもらえなかったりすることが続き不登校になったということです。児童はその後PTSD(心的外傷後ストレス障害)と診断され、八代市外の学校に転校しました。
児童と児童の両親は不登校やPTSDの発症は担任による児童へのいじめが原因として、ことし7月八代市に555万円あまりの賠償を求める裁判を熊本地裁八代支部に起こしました。
八代市の中勇二教育長は「提訴を受けたことは遺憾ですが、厳粛に受けとめ誠実に対応します。内容についてのコメントは差し控えます」としています。
最終更新日:2024年9月30日 19:23