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完全な形での出土例はなく学術的価値高い!壺や仏像など国重要文化財指定

2025年3月21日 17:30
完全な形での出土例はなく学術的価値高い!壺や仏像など国重要文化財指定

国の文化審議会は21日、熊本県内で保管されている壺や仏像などを国の重要文化財に指定するよう、文部科学大臣に答申しました。

こちらは南阿蘇村で出土した「白地鉄絵鳥文壺」です。
約700年前、鎌倉時代に中国・当時の元から輸入された陶磁器で、完全な形で出土した例は他になく、学術的価値が高いとされています。

「木造釈迦如来坐像」と「木造二天王立像」です。
平安時代に現在のあさぎり町に伝来し、900年近く保管されていると考えられていて、京都や奈良などから離れた地方に残る貴重な仏像だということです。

このほか、肥後細川家に伝わる文化財の管理などを行う永青文庫が所有する古文書9346点を新たに追加するよう答申したということです。

県によりますと、県内で保管されている美術工芸品の重要文化財は44件になるということです。

最終更新日:2025年3月21日 17:30
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