トラブル相次ぐ熊本市交通局 包括外部監査人が73の問題点指摘 交通局規定に反するケースも
熊本市の行財政を第三者で審査する包括外部監査人は28日、トラブルが相次ぐ交通局について73件の問題点を指摘しました。
■包括外部監査人 奥村栄隆公認会計士
「原因の深掘り不足や再発防止策の不適切さが長年にわたり放置されるような組織風土があったと言わざるを得ない」
熊本市の包括外部監査人の奥村栄隆公認会計士は2024年度の監査テーマに交通局のインシデントなどへの対応を選定し、文書の閲覧や職員への聞き取りを行いました。
その結果インシデントの原因の深堀り不足や再発防止策の不適切さが見られたとして合わせて73件の問題点を指摘しました。
この中には、局の規定に反し再発防止策の検討過程を文書化していないケースもあったということです。
報告を受けた大西一史市長は「改善すべきことが明らかになったので、確実な実行で安心できる市電をつくりたい」と述べました。