熊本市が独自に下水道の点検始める 腐食しやすい455箇所など 熊本県も独自点検の予定
埼玉県で発生した下水道管が原因とみられる道路の陥没事故を受けて、熊本市は3日から下水道の点検を始めました。
1月28日に埼玉県八潮市で起きた道路陥没事故を受けて、国土交通省は事故現場の下水道管と同じ規模の口径2メートル以上の下水道管がある施設の点検を全国の自治体に指示しています。
熊本県内には同様の規模の下水道施設はありませんが、熊本市は下水処理場に直結する下水管総延長が約50キロ分と、腐食しやすい箇所など455箇所の点検を3日から独自に行っています。また過去に点検した約200キロ分の老朽化した下水管についても、過去の点検結果を再度確認することにしています。
一方、熊本県も複数の市町村にまたがる県が管理する下水道施設について独自に点検を行う予定です。対象となるのは口径80センチ以上で30年以上使用している下水道管9.2キロ分で、2月中にも着手したいとしています。