熊本県内2月の企業倒産は件数と負債総額が増加 1年3か月ぶりの大型倒産の影響
2月の熊本県内の企業倒産は1年3か月ぶりに負債額が10億円を超える大型倒産が発生し、件数、負債総額ともに前の年の同じ月より増加しました。
信用調査会社の東京経済によりますと、2月、県内で発生した負債1000万円以上の倒産は7件で負債総額は22億5500万円となりました。
信用調査会社の東京経済によりますと、2月、県内で発生した負債1000万円以上の倒産は7件で負債総額は22億5500万円となりました。
このうち熊本市南区の医療法人社団御幸会の倒産は、負債額19億6200万円で、1年3か月ぶりとなる負債10億円以上の大型倒産でした。
一方で御幸会以外は、負債1億円未満の小口倒産で、依然として、負債小口化の流れが続いているということです。
今後の見通しについて、東京経済では「半導体関連の経済波及効果が期待される一方、賃上げに対応できない企業のあきらめ倒産や廃業、後継者不足の深刻化などで年度末に向けて中小零細企業の淘汰が早まる可能性がある」としています。
最終更新日:2025年3月10日 12:13