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県内の下水道管の2割が10年後に耐用年数超? 道路陥没事故受け緊急点検へ

2025年1月30日 19:36
県内の下水道管の2割が10年後に耐用年数超? 道路陥没事故受け緊急点検へ
埼玉県で起きた道路陥没事故

埼玉県で道路が陥没した事故。国土交通省が、原因とみられる下水道管の破損について、全国に緊急点検を要請しました。県内の状況は?

埼玉県八潮市で発生した道路の陥没事故を受けて、国交省は29日、全国の下水道管理者に緊急点検を要請しました。県によりますと、点検の対象は大規模な下水処理施設に接続する直径2メートル以上の大型下水道管で、県内に該当するものはないということです。八潮市の事故は、下水道管の一部が破損したことが原因とみられています。

下水道管の標準的な耐用年数は50年。県内の下水道の総延長6665キロのうち耐用年数を超えているのは2%で、10年後には20%まで増える見込みです。県の道路保全課では、道路の交通量に合わせて週に最大4回の定期点検を行い、異常があれば速やかに対応する方針です。

最終更新日:2025年1月30日 19:36