出動中の救急車が店舗に突っ込む 搬送が10分遅れるも消防は「容体に影響なし」
事故があったのは、天草市楠浦町の県道26号と295号がまじわる三差路です。警察と消防によりますと29日午前11時頃、119番通報を受けて現場に向かっていた天草広域連合消防本部の救急車が、三差路を左折する際にハンドル操作を誤ってスリップし、畳店に衝突しました。この事故によるけが人はいませんでした。
救急車は、天草市楠浦町の高齢者施設から「88歳の女性の意識レベルが低下している」との通報を受けて、25歳の男性隊員が運転して搬送に向かうところでした。事故により別の救急車が高齢者施設に向かい、女性は予定より10分遅れで天草市内の病院に搬送されました。消防は、搬送が遅れたことで女性の容体に影響はなかったとしています。
■天草広域連合消防本部 戸村羊士次長兼総務課長
「安全を守る立場の消防の我々でありながら、このような事故を起こしてしまいまして、大変申し訳ございませんでした」
当時雨は降っていませんでしたが路面は濡れていたということで、警察が事故の原因を調べています。