【体罰】昼休みのサッカーでボール奪おうとした児童に教諭が立腹 腕をつかみ投げ倒す
熊本市教育委員会の機関である体罰等審議会は18日、小学校教諭が昼休みに児童とサッカーをしていた際、ぶつかってきた児童を投げて転倒させた行為などを「体罰」と認定しました。
熊本市教委によりますと小学校教諭は、昨年度の3学期、昼休みに児童とサッカーをした際、ボールを奪おうと体をぶつけてきた児童に腹を立て、腕などをつかみ投げて転倒させました。さらに児童の胸元をつかんで起こし、「ファウルするな」と言いながら児童の体を揺さぶるなどの行為をしたということです。
児童は保健室で手当てを受け、翌日、医師の診断を受けたところ、頭部及び顔面の打撲などと診断されました。
熊本市体罰等審議会は17日、これらの行為を体罰と認定しました。また、児童を投げた後に救護しなかったことや、サッカーの後、児童らに「心ない言葉」を重ねたことの2件を、不適切な行為と認定しました。
教諭は現在、担任を外れ教壇に立っておらず、「かっとなってしまった。申し訳ない」と話しているということです。熊本市教委は今後、教諭の処分を検討する方針です。