県知事選で「1人が2人分投票」熊本・山都町で選管ミスも投票は"有効"
県知事選で1人が2人分を投票するミスが。職員の認識不足が原因とみられます。
山都町選挙管理委員会によりますと、3月10日、山都町役場の期日前投票所に男女2人が訪れ男性から「女性の分も自分が書いてもいいか」と質問があり、投票管理者の山都町の職員が許可したということです。
本来であれば女性に自分で書くことが難しいか確認した上で、事務従事者か職務代理者が本人に確認を取りながら代理で投票し、家族などの同行者が投票用紙に記入することはできません。しかし職員がそのことを認識していなかったということです。
2人が会場を出た後に、投票立会人から指摘があり、発覚しました。
今回の投票ミスについては県と山都町の選管が協議し「投票用紙がすでに投票箱の中にあり確認できない」として最終的に「投票は有効と判断した」ということです。
山都町の選管は今後、職員全員に対して選挙における役割の再確認や研修を行うとしています。