マイクを切られた男性 改めて水俣病問題解決に向けた継続的な協議を要望
今年5月、伊藤環境相との懇談で発言の最中にマイクを切られた男性が24日、環境省を訪れ、改めて課題解決に向けた継続的な協議を求めました。
24日は水俣病患者連合の松﨑重光副会長などが環境省を訪れ、前田光哉環境保健部長と面談しました。松﨑さんは5月1日、水俣市主催の慰霊式後に行われた伊藤環境相との懇談の場で発言している途中、環境省の職員にマイクの音を切られました。
■水俣病患者連合 松﨑重光副会長
「私たち患者が苦しんでいることに関しては変わりはございません。痛みだしたら止まらないのが水俣病なんです」
水俣病患者連合は7月10日と11日、伊藤環境相との再懇談では、「要望に対する国の回答に大きな進展が見られなかった」とした上で、改めて様々な課題の解決に向けた継続的な協議を求めました。
これに対し、環境省は「実務者レベルの懇談を重ね、信頼関係を深めていきたい」としました。