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【期限迫る】子宮頸がんワクチン「キャッチアップ接種」9月までに1回目呼びかけ

2024年8月13日 20:23
【期限迫る】子宮頸がんワクチン「キャッチアップ接種」9月までに1回目呼びかけ
HPVワクチン

子宮頸がんを防ぐワクチンの接種の機会を逃した女性が無料で受けられる期限が今年度末までになっているのをご存じでしょうか。県の医師会は、希望する人は9月までに1回目の接種をするよう呼びかけています。

毎年約1万人の女性が発症し、約3000人が亡くなっている「子宮頸がん」。その原因となるヒトパピローマウイルスを防ぐとされる「HPVワクチン」の接種は、小学6年から高校1年に相当する年齢の女子が対象となっています。

一方、「HPVワクチン」をめぐっては、接種後に体の痛みなどを訴える例があり、政府は約9年間、接種の積極的な呼びかけを控え、おととし4月に再開。その期間に接種しなかった誕生日が1997年4月2日から2007年4月1日までの女性を対象に、無料で打つことができる「キャッチアップ接種」が来年3月末まで行われています。

ワクチンの接種は3回必要で、数か月の間隔を空けながら半年間で接種が完了するため来年3月までに接種を終えるためには、来月9月までに1回目を打つ必要があります。

自費負担だと3回で約10万円かかるということです。期限が迫るなか、県の医師会では、希望する人は早めに手続きするよう呼びかけています。

■熊本県医師会・秋月美和理事
「接種後の副反応が問題になっていますが、その後の調査によりこの報告は接種にともなう痛み接種前後のストレス年齢特有のものと考えられております。無料接種の機会を利用して受けていただきたいということを重ねてお願い致します」