【教育現場に初登場】自宅からロボットを動かして学校生活に参加 その目的は?
熊本市の小中学校に、自宅などにいても学校生活に参加できる新たな試みが始まりました。それは、遠隔操作できるロボットです。熊本市の学校で使われるのは初めて。導入された目的とは?
12日、熊本市立本荘小学校に登場したこちらのロボット!自立走行型パーソナルロボットで、名前はtemiです。タブレットなどに専用のアプリをダウンロードして操作すると、動かすことができます。さらに、ビデオ通話も!
国から委託を受けた熊本市教育委員会が、様々な事情で登校できない児童や生徒の学習支援に役立てようと導入しました。自宅でタブレットを操作し、学校に設置されたロボットを動かして授業に参加できるほか、クラスメートとコミュニケーションを取ることができます。
熊本県内ではすでに行政の窓口などに導入されていますが、熊本市の教育現場としては初めてです。
■熊本市総合支援課 吉里麻紀課長
「学校に来られない人が、より近い疑似体験ができたり、心的負担を軽減したり、あとはクラスメイトとの交流ができたり。そういった一助になれば」
植木北中学校にも導入されたこのロボット。熊本市教委は来年3月まで実証実験を行い、来年度以降の運用方法を検討する方針です。