熊本大学が9つ目の学部組織の創設を発表 文理融合で2026年度から設置
熊本大学によりますと、新しい学部組織は「共創学環」(仮称)で、人口減少や経済格差などの社会課題の解決を実践的に取り組める人材を育成することを目的としています。そして、多種多様な学問の分野がある熊本大学の強みを生かした文系・理系が一体となった教育を目指すとしています。また学習の過程では地方創生において重要となる金融機関との連携を強化し、産官学金とつながる「実践教育」に重きを置くとしています。
3年生からは、企業や自治体とともに課題解決力を身につける「地域イノベーションコース」と、世界各地の大学や企業と連携して研修などを行う「グローバルイノベーションコース」の2つのコースが準備されるということです。
熊本大学の小川久雄学長は、共創学環について「実践的な課題解決型の人材育成の養成を明確にした時代のニーズに沿った教育組織。今年度創設した情報融合学環と両輪で国の政策や地域社会のニーズにスピード感を持って対応していく」と話しました。
「共創学環」の定員は80人で、文部科学省の手続きを経て2026年度から設置される予定です。