【なぜ?】漁港をびっしりと覆いつくすイワシの死骸 住民も「初めて見た」 クレーン投入して回収作業
港の船の周りを一面白くしているのは…大量の魚の死骸です。天草市の海で見つかったイワシの大量死、一体何が。
天草市五和町。御領漁港をびっしりと覆い尽くすのは…大量の魚の死骸です。
■近所の人
「初めて見た。結構ひどい。臭いもきついんで。話を聞いたら、4~5日前からちょこっとはいたらしいですね」
死骸の多くはイワシで、あたりには悪臭が。
18日は、朝から地元の漁業者や漁協、熊本県や天草市の職員が網で魚を回収する姿が。途中からクレーンも投入されました。
■天草市役 宮本周幸経済部長
「魚は一回死んだら沈んで、その後浮いてくると言うので、これ以上増えないことを祈って、あとはとにかく今浮いている分を 回収するのが精いっぱい」
天草保健所によりますと、港の海の水質に異常は認められませんでした。
一方、県水産研究センターは、大型の魚に追われたイワシが湾内に逃げ込んで行き場を失い、環境の変化や酸欠などで死んだのではと推測しています。
詳しい原因はまだ分からない、イワシの大量死。天草市は、死んだ魚を回収した後一旦冷凍保存し、細かくして肥料にすることも検討するということです。