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熊本豪雨の犠牲者遺族が県と人吉市を提訴 自治体の責任問う初の裁判に

2024年12月16日 21:16
熊本豪雨の犠牲者遺族が県と人吉市を提訴 自治体の責任問う初の裁判に
熊本豪雨(2020年7月)
2020年の熊本豪雨で人吉市内で氾濫した川に流され亡くなった犠牲者の遺族が16日、県と人吉市に賠償を求める裁判を起こしました。

遺族は、県が球磨川の支流・山田川の過去の氾濫や最大流入量を考慮した堤防整備をしていなかったと主張。また人吉市が住民に避難指示などの情報を十分に伝達しなかったとして、計5900万円あまりの損害賠償を求めています。

熊本豪雨における自治体の責任を問う裁判は初めてで、原告側は来年7月4日の時効までにさらに原告を募る方針です。提訴を受けて木村知事は「訴状の内容を確認した上で、適切に対応して参ります」、人吉市は「把握していないのでコメントは差し控えます」と話しています。

最終更新日:2024年12月16日 21:16