90mの橋げたを1時間に数m押し出す 熊本豪雨で流失した橋を架けなおす工事
4年前の熊本豪雨で被災した球磨村で、流失した橋を架けなおす工事が始まりました。
新しい橋の架設工事に着手したのは、熊本豪雨で流失した球磨川にかかる大瀬橋です。16日は組み立てられた約90メートルの橋げたを、1時間に数メートルずつ川へ押し出す工事が行われました。
国土交通省は、早期の工事着手と完成が求められるとして、橋を管理する球磨村に代わり国が工事をすすめる権限代行制度を活用。元の場所から300メートルほど下流で復旧工事を進めていました。
九州地方整備局によりますと、熊本豪雨で流失した10か所の橋のうち、復旧に着手した橋は4か所めで、新しい大瀬橋は今後数年かけて工事を終える見通しです。