スマホでアレルギー情報入力し飲食店予約→対応スムーズに 観光に役立てようと実証実験
人吉市で、アレルギー疾患や年齢などの個人データを活用し、観光や災害時の避難行動などに役立てようと、データ提供の課題や問題点を洗い出す実証実験が行われました。
この実証実験は総務省のスマートシティ関連調査の一環で、飲食店の予約時にアレルゲンなどの情報を提供することで、店の対応がスムーズになり、災害時の避難所では、必要な物資の在庫状況などがリアルタイムで把握できるということです。
参加者は、スマートフォンを使いシステムに食物アレルギー物質や同行する乳幼児の年齢などの個人データを入力して飲食店を予約。その後、店を訪れ実際に料理を味わっていました。参加した店の店主は、前もってアレルゲンなどの情報を知らせてもらえるので、店としても対応しやすいと話していました。
実験を行った会社は、今回得られたデータなどをもとに検証を行い、その結果を総務省に提出するということです。