炎に包まれた住宅「敷地で物を燃やしていた」熊本市の住宅密集地で5棟全焼 近くには高齢者施設
午後2時半頃。熊本市中央区の住宅の密集地にたちのぼる黒い煙。真っ赤な炎に包まれた住宅から、瓦のようなものが落ち、割れる音が響きました。
■近くに住む人
「パンパンいうから、何だろうと思って出てみたんですよ。そしたら炎が上がっていた。びっくりしました。足がガタガタ震えて…」
火事があったのは、熊本市中央区本山の住宅です。消防によりますと午後2時過ぎ、工事業者から「平屋の建物が燃えている」と消防に通報がありました。
■藤木紫苑記者
「午後3時の熊本市中央区本山です。発生から40分以上たちましたが、消防による消火活動が続いています。煙は上に高く上がっていて、時折ドンと大きな音がしています」
現場のすぐ近くには高齢者施設がありますが、延焼のおそれはないと判断し、入所者66人と職員は建物の中で火がおさまるのを待ったということです。
火は隣接する建物に燃え広がり、あわせて5棟が全焼しました。また3棟の一部が焼けました。けが人はいないということです。警察によりますと、火元の住人が「敷地内でものを燃やしていた」と話しているということです。警察と消防で火事の詳しい原因を調べています。