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【九州最大規模】2haの土地にアーバンスポーツ施設 菊陽町が熊本県と連携協定

2024年3月19日 18:06
【九州最大規模】2haの土地にアーバンスポーツ施設 菊陽町が熊本県と連携協定

九州最大規模のアーバンスポーツの施設の建設を計画している菊陽町は、大会やイベントの誘致に連携して取り組もうと18日、熊本県と協定を結びました。

アーバンスポーツは、スケートボードや小型の自転車BMX、それに障害物を飛び越えるパルクールなどの競技で、3年前の東京オリンピックで正式種目に採用されるなど若者を中心に人気のスポーツです。菊陽町によりますと、国内の競技人口は40万人にも上るということです。

菊陽町は、約2ヘクタールの土地に総事業費26億円をかけて九州最大規模のアーバンスポーツの施設の建設を計画。開業は2026年度を予定しています。
■菊陽町 吉本孝寿町長
「菊陽町からアーバンスポーツのオリンピック選手が生まれる、そのような夢を熊本県と一緒に実現させていただきたい」

協定では県と町が連携して、大会やイベントを誘致することなどが盛り込まれています。

■平井友莉アナウンサー
「TSMC進出によって変わる菊陽町。現在は田畑が広がるこの土地にアーバンスポーツ施設が建設される予定です」

TSMCの工場も見える建設予定地。2027年度春に開業予定のJR豊肥線の新しい駅から約600メートル離れた場所に位置します。

■10代(熊本市東区)
「スケボーやっていて友達から聞きました。ここに?そうなんだ、すげー。すごくうれしかったです。あまり滑る場所がないので」

■10代(菊陽町)
「TSMCができて、いろんな人が来るかなと思います」

新たな施設は、スケートボードの練習施設を設けるほか、様々なアーバンスポーツの大会やイベントが開催できる環境を整備する予定です。菊陽町は年間の来場者数14万人程度を見込み、経済波及効果を9億円と試算しています。

【スタジオ】
菊陽町によりますと、総事業費26億円のうち10億円はTSMC進出に伴う国の交付金を活用するということです。また、アーバンスポーツの施設の周辺には、温泉施設や去年10月にオープンした総合体育館があり、今後、野球グラウンドを移設する計画で町のにぎわいの創出が期待されています。