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【高校サッカー】3年連続大津か28年ぶり熊本商業か 選手権へ決勝見どころは

2023年11月10日 19:36
【高校サッカー】3年連続大津か28年ぶり熊本商業か 選手権へ決勝見どころは
いよいよ11日、高校サッカー選手権熊本県大会決勝が行われます。

注目のカードは大津と熊本商業!まずは先週の準決勝を振り返ります!

準決勝第1試合 大津が競り勝ち3年連続選手権出場へ王手


5日に行われた準決勝第一試合は県大会3連覇を狙う青のユニフォーム・大津と2年ぶりの県大会・決勝を目指す黄色のユニフォーム秀岳館が対戦。

まずは前半12分、大津は德永がダイレクトでシュート!ここは秀岳館の玉城がゴールラインギリギリでナイスクリア。

この直後、今度は秀岳館がコーナーキックのチャンス。こぼれ球を小泉!ボレーは惜しくもポストに当たり先制とはなりません。

すると前半31分。大津はロングスローでチャンスを作ります。ゴール前の混戦から最後は2年生の兼松。ヘディングシュートで先制点を挙げます。

後半立ち上がりにも田辺のロングスローから再び兼松。大津がリードを広げます。

この後3点差となって秀岳館は後半33分、ゴール前の競り合いから1年生の橋本が1点を返します。

厳しいコンディションの中、勝利したのは大津。3年連続20回目の全国大会出場に王手をかけました。

準決勝第2試合 熊本商業が打ち合い制し28年ぶり決勝進出

第2試合では水色のユニフォーム・熊本商業と緑のユニフォーム熊本国府が対戦。
試合はすぐに動きます。
前半2分。熊本商業はフリーキックでゴール前にボールを送ると…こぼれ球を吉井がシュート!開始早々、熊本商業が先制します。

前半9分には、エースの高浜がヘディングシュート!
さらにその3分後、キャプテン木實大翔!序盤から主導権を握った熊本商業が前半12分までに3点をリードします。

追いかける熊本国府は前半終了間際、途中出場の本田が強烈なシュート!ゴール左に流し込み1点を返します。

両チーム次の1点がほしい展開の中、後半9分、熊本商業はコーナーキックのチャンス。こぼれ球に反応したのは高野!欲しかった追加点を奪い再び3点差とします。

この後両チーム1点ずつを加え、熊本商業が5対2で勝利。28年ぶりの決勝進出を決めました。

決勝は11日…見どころはキャプテン対決

11日の決勝、ポイントは大型FWとCBのマッチアップです。
大津高校注目はキャプテン・碇明日麻選手!J2水戸に内定している身長186センチ。高さいかしたセットプレーが大津の武器になりそうです。準決勝で全ての得点に絡んだ。碇の高さに注目です!


その碇と勝負するのは…熊本商業キャプテンのディフェンダー木實大翔選手。こちらも身長181センチの長身。空中戦に強く準決勝でも相手の攻撃跳ね返してきた守備の要。高さをいかし頭で1ゴールも奪いました。碇と木實のキャプテン対決、果たして勝負を制するのは!

決勝もう一つの見どころ 180cmのエース対188cmのディフェンダー

さらに、注目の対決はもう一つあります。
熊本商業の注目はエース、髙浜航大選手。今大会6ゴールでチーム得点王。チーム屈指のフィジカルで、準決勝では強烈なヘディングシュートを決めました。
6得点のうち4本はヘディング。身長180センチの高さとボールを収めるプレーが武器です。

走れるプレーもすごいんです!一気にかけ上がる爆発力。熊本商業が目指す素早い攻守の切り替えでカギに。ディフェンスに負けない強靭なフィジカルの持ち主大津のゴールに迫ります。

対するのは大津のディフェンダー五嶋夏生選手。献身的にボールを追いかける選手。身長188センチ。ゴール前での堅い守りで大津の壁です。一瞬で仕留めにかかる高浜、立ちはだかる五嶋、この対決も注目です。

ファイナリスト2校の特徴と意気込み

大津は前からの守備、サイド攻撃、高さに強みです。
一方の熊本商業は堅い守備でボール奪い、とにかく前にボールを入れて仕留めにかかる、素早い攻守の切り替えが強みです。

決勝に進んだ両校に意気込みを聞きました。

■大津・碇明日麻キャプテン
「今年もサイドに特徴ある選手と中央に背の高い選手セットプレーで点が取れるような選手がいるのでサイドからの攻撃で点をとれるチームだと思います。全国制覇まであと一歩というところまで去年おととし来ているので今年こそは全国制覇を目指して頑張っていきたい」

■大津・宮崎祐介監督
「まずは高校サッカーをさせてもらえること。一番大事だと思っている選手権に出させてもらえることに感謝して。活動再開する際に話したんですが失敗を恐れずに勇気をもってゲームに臨もうということでゲームに入りました。再び選手とは国立に戻って何としても日本一に向かって行きたいと思っていますので、次の試合もしっかりと最善の準備をしてゲームに臨めればなと思います」

■熊本商業・木實大翔キャプテン
「今年は身長が高い選手が多いので、セットプレーからの攻撃や高いインテンシティ(強度)での切り替えやサイド攻撃がチームの強み。相手もセットプレーが武器で準決勝も良い得点シーンがたくさんあったのでそこを絶対負けないように自分たちがセットプレーで取る。そして熊商の時田監督以来の全国出場を目指して頑張ります!」

■熊本商業・時田剛二監督
「熊本国府は本当に力があるチームなので選手たちが慢心することなく継続してハードワークしてくれたことが良かった。僕が高校3年生のとき以来の選手権決勝なので、そういった思いものせながら選手たちをこの1週間で準備させて全国の選手権に行きたい」


全国への切符を手にするのは3年連続・20回目の大津か、28年ぶりの熊本商業か。決勝戦は11日午後0時5分キックオフです。
試合はKKT熊本県民テレビで生放送。また、KKT公式YouTubeチャンネルなどでも生配信します。