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「キーパーの動きを…」パリかけた準決勝でゴール!熊本出身の荒木遼太郎 小学校時代の恩師は

2024年4月30日 19:09
「キーパーの動きを…」パリかけた準決勝でゴール!熊本出身の荒木遼太郎 小学校時代の恩師は
小学校時代の荒木遼太郎選手
パリオリンピックの切符をかけ、カタールでのアジアカップを戦う、サッカーU-23日本代表。日本時間30日、イラクとの準決勝に勝利し、オリンピック出場を決めました。この試合では山鹿市出身の荒木遼太郎選手もゴールを決め、勝利に大きく貢献しました。

3位以内でオリンピックへの出場権が得られるU23アジアカップ。準決勝のイラク戦に勝つと8大会連続のオリンピックが決まる大事な一戦です。大一番の先発に背番号13、山鹿市出身の荒木遼太郎が名を連ねました。

先手を取ったのは日本。前半28分、ロングパスを華麗なトラップで足下に収めた細谷がゴール右隅へ!エースが決め、日本が先制します。さらに42分。日本は粘り強く左サイドを突破し、最後は巧みに相手の裏を取った荒木!キーパーの動きを見極め、サイドネットを揺らしたゴールは試合を決める得点となりました。2対0でイラクを下した日本、8大会連続となるオリンピック出場に、熊本が生んだ若武者が大きく貢献しました。

熊本でサッカーをしていた小学校時代の荒木選手。当時の監督もこの試合を見守ったそうです。
■シャルム熊本FC 山川潤監督
「午前2時に目覚ましをかけて起きて試合を見ていました。スタメンで出てきたときは鳥肌が立ちましたね。小学校時代にキーパーの動きを見なさいと言ったら、それ以降、キーパーの動きをずっと見ていた。準決勝の後に『あとはキーパーの動きを見て決めるだけでした』とコメントしていたのも、あの子らしいなと感じた」
Q楽しみが増えそう?
「見に行きますよ!荒木選手が出場できるなら、パリまで行きますよ!」

荒木選手は、中学ではロアッソ熊本ジュニアユース、高校は東福岡高校に進みました。2020年にJ1の鹿島アントラーズに入団。今シーズン、FC東京に移籍した22歳で、これからの活躍がますます期待されます。多くの人の期待を背負う荒木遼太郎選手。アジアカップ優勝、そしてオリンピック代表の座をつかみに行きます。