パリ五輪 フェンシング女子フルーレ団体 「銅メダル」 菊池小巻「熊本県勢 パリでメダル第1号」
フェンシング女子フルーレ団体。五輪での日本女子フェンシング界初のメダル獲得を目指して、カナダとの3位決定戦に臨みました。
準決勝までリザーブに回っていた菊池は、3位決定戦の第4試合で交代出場。ここで4ポイントを取りリードを奪うと、第7試合では怒涛の9ポイント奪取でリードを4点差に広げました。
最後はカナダが猛烈な追い上げを見せるも、33ー32と1点差で逃げ切った日本。日本女子フェンシング界では、五輪での初のメダルとなる銅メダルを獲得しました。
幼いころから五輪出場を目指して練習に励んだ菊池。しかし東京五輪では惜しくも代表入りを逃しました。
悲願の五輪の舞台で積極的な試合運びを見せた菊池。日本フェンシング界の歴史を塗り変える快挙に貢献しました。
菊池の翔陽高校時代の恩師、太田健二さんは「楽しむというより無我夢中に見えました。個人戦の出場もなく、五輪での初めての試合が、メダルをかけた重圧のかかる状況で、試合の流れを持ってきたのは素晴らしかったと思います。最後の涙がすべてを物語っていると思います。表彰式で彼女の笑顔を見られれば最高です」と喜びを語りました。