「熟考熟慮を重ねた」夏野砺波市長 4期目を目指し立候補表明
今年11月に任期満了を迎える砺波市の夏野修市長は17日の市議会本会議で、秋に行われる市長選挙に4期目を目指して立候補する意向を表明しました。
夏野市長 議会での答弁「3期12年という期間が、一つの区切りであろうと考えていました。重要な課題を前に放り出したのではないかと思われることも、決して本意でもございません、つきましては熟考熟慮を重ねた結果、この度、4期目の出馬を決意いたしました」
夏野修市長は69歳。元県職員で、2012年に現職の引退に伴う市長選に立候補し、新人3人による選挙戦を制して初当選しました。現在3期目です。
これまで周囲には、今期限りで退く意向を示していて、進退に注目が集まっていました。
5月に開かれた自民党砺波市連合支部の総会では、出席者が、企業誘致や城端線と氷見線の再構築計画をまとめた手腕を評価して、夏野市長に続投を求めました。
砺波市連総会出席者の発言「砺波市にはいろんな課題がまだ残っていまして、夏野市長におかれましては、もう1期、奮闘をお願いするわけであります」
夏野市長は、市内の自治振興会長らや経済団体などからの署名による続投要請も重く受け止めたとしています。
夏野市長 立候補表明後のインタビュー「まだやるのじゃなくて、もうちょっとやれっていう声がかかるということは、ありがたいことだと思います」
今後は新庁舎の整備や中学校の統合などが課題となります。
砺波市長の任期は11月27日までで、市長選には今のところ、ほかに立候補を表明している人はいません。