あなたの車のドライブレコーダー映ってる?「SDカードには寿命」
運転中の映像を記録するドライブレコーダーは、今や多くの車に取り付けられていますが、いざ確認してみると、録画が正常にされていないケースも少なくありません。万が一の際に困らないために、注意すべきポイントを長谷川記者が取材しました。
長谷川記者「みなさんの車に搭載されているドライブレコーダー。交通のトラブルが起きた時、きちんと録画できるようになっているでしょうか」
交通事故が発生した際、ドライブレコーダーの映像は客観的な証拠となることがあります。
「SDカードには寿命ある」
しかし、自動車用品を取り扱う会社の担当者によると、見落としがちな点があるといいます。
双葉商会高岡本店営業課・前川裕輔主任「やっぱりみなさまドライブレコーダー取り付けられたら、これでもう安心だって思われてる方がほとんどでして、実際問題SDカードには寿命というのはあります」
2020年の国土交通省の調査ではドライブレコーダーは半数以上の車に搭載されていました。
SDカードめぐる録画トラブルも
一方で、その映像を記録するSDカードの交換の必要性はあまり認知されていないのが現状です。
ドライブレコーダーは映像を繰り返し記録するため、各メーカーはSDカードの定期的な交換を呼びかけています。
自動車整備の現場では、SDカードに関連するドライブレコーダーの録画トラブルが聞かれました。
北陸車検・大西憲次代表取締役社長「この中に入ってるSDカードの記憶媒体の容量がいっぱいいっぱいになってて、もう上書き保存も全くされないんですね。新しい映像が記録すらされてないのが現状ですね」
定期的に点検と交換を
録画トラブルを防ぐために大切なのは、SDカードの定期的な点検と交換です。
北陸車検・大西憲次代表取締役社長「やっぱり定期的にユーザーさんでもフォーマット(初期化)を。もう1分もかからないのでそれをまずやること。そもそもドライブレコーダーのSDカードっていうのは定期交換部品なんですね。やっぱり2年に1回ぐらいの頻度で交換してやるのがベスト」
また、ドライブレコーダーに対応していないSDカードを使用すると、正常に録画できなかったり、録画できても寿命が極端に短くなったりするため、注意が必要です。