【物価高】カカオ豆高騰 チョコレート専門店では
チョコレートの原料となるカカオ豆が高騰しています。
県内のチョコレート専門店にも広がる影響について助田記者の取材です。
富山市のチョコレート専門店です。
今週は1日100組以上の客が訪れギフト用商品を中心に買い求めていくといいます。
一方で、商品の買い方に変化が出てきたと言います。
◆QUONチョコレート富山店 宮永陽子 副店長
「カカオの価格がものすごく上がっていて 例えば今まで5枚買っていたものが3枚とかそういった感じの傾向はありますけども」
原材料のカカオ豆は原産国の天候不良などによる記録的不作で価格が高騰。
国際ココア機関の発表によりますと、カカオ豆の平均価格は1年前と比べ2倍以上となっています。
店では、およそ40種類の風味を揃えた看板商品「テリーヌ」の価格を去年9月に、およそ1割値上げしました。
カカオ豆だけでなくほかの材料やギフト用の箱や袋の価格も上がっているといいます。
◆QUONチョコレート富山店 宮永陽子 副店長
「箱の需要とか袋の需要がありますので そういったところも含めての値上げというのは お客様にはちょっと負担をかけちゃうかなというふうには思っています」
店側も工夫を重ねています。
様々な商品を詰め合わせた人気のギフトボックスについては販売価格を抑えるため内容量やチョコレートの種類を見直すとともに、満足度を上げるため包装のデザインや飾りを華やかにしたと言います。
「チョコレートって1口食べると幸せなほっとした気持ちになっちゃう魔法のお菓子なので 手に取られた方 お召し上がりになられる方に、同じように感じていただけたら」
続く物価高の中、買い物客の笑顔のために店側の努力が続きます。