×

「被災からの復興に貢献したい」「良いところがいっぱいある」県内二十歳の若者たち

2025年1月13日 19:42
「被災からの復興に貢献したい」「良いところがいっぱいある」県内二十歳の若者たち

きょうの「成人の日」にあわせ、県内多くの自治体ではおとといときのう、二十歳の節目を祝う式典が行われました。

氷見市と富山市で、ニ十歳の若者に抱負を聞きました。

■地震被害からの復興に貢献したい 氷見市の若者たち


きのう氷見市芸術文化館で行われた氷見市の「二十歳のつどい」には、今年度二十歳を迎えた市内の331人のうち、290人が参加しました。

双子の妹 「学校に楽しんで来れるような環境づくりができる教員になれればいいなって思っています」双子の姉「氷見のいいところがもうちょっと、いろんな人に知られたらいいかなって思います」

男子学生「氷見に戻って、小さい子どもたちの手本になれるような大人になりたいです」

去年の能登半島地震で住宅233棟が全壊、502棟が半壊するなど甚大な被害を受けた氷見市は、復旧・復興が最優先課題となっています。

式では岩上倫也さんが、家族や地域への感謝、能登半島地震の体験について触れ、誓いの言葉を述べました。

岩上さん「私がこれからも大切にしたい言葉は、苦しい思いをした者だけが逆境をチャンスに変えられる、という言葉です。皆さんもこれからの人生で困難に直面することがあると思います、逆境を成長の糧として乗り越えることで、きっと新たな道が開けるはずです」

菊地市長は、地震被害からの復興を約束し、参加者にエールを送りました。「ぜひ皆さんがもつ柔軟な発想、積極的な行動力でチャンスをつかみ、新しい時代を切り開いていってください、そして前途に広がる無限の可能性を信じ、これからの人生を力強く生き抜いていってください」

参加した若者たちは、久しぶりの再会を喜び合っていました。そして、復興に向けてふるさとに貢献する気持ちを新たにしていました。

旅館で働く女性「心配してくださるお客さんとか多いので、うれしいですね。氷見から見る立山連峰とかブリとか、自慢できるものがたくさんあるので、そこを多くの方に知っていただけるようにがんばりたいなって思います」

「富山で就活して、富山をこれから盛り上げていきたいなと思っています。(氷見市を)今までよりも、もっと良くなるように戻していきたいです」
「大学で情報系の技術を学んでいるので、その情報系の技術を使って氷見の魅力とかを発信して、地元に貢献できたらいいなと思います」
「大学で、経営とか教育のことを学んでいるので、そちら関係で、氷見市に(戻って)貢献できたらいいなと思っています」
「自分のためだけじゃなくて、他人にも頑張れるような大人になりたいなと思います」
「今年から氷見市と連携した学生事業に取り組もうと思っているので、そういう学生活動を通して、全国に(氷見市の)名が知られていけばいいかなと考えています」

■「良いところがいっぱいある」富山市の若者たち


一方、富山市の二十歳の集いは、今年度3919人が対象で、2943人が出席しました。

「社会にしっかり貢献できるような大人になりたいと思います」
「国際系に関心があるので、国際系に関連した仕事に就きたいと思っている」
「陸上をやっているので、世界大会目指してがんばります」
「お酒飲んでみたい!大人の一歩って感じで憧れていたので」
「富山県の食の安全を守りたいので、畜産の勉強を主に頑張る」

富山市といえば先週、アメリカの有力紙ニューヨーク・タイムズが「2025年に行くべき52か所」を発表し、30番目に選ばれました。「おわら風の盆」や富山市ガラス美術館、特徴ある飲食店があることなどが選考理由となりました。この選定については?

「あまりそうやって意識して目を向けたことがなかったので、選ばれたことにびっくりした」
「(改めて)富山は良いところがいっぱいあるなと思って、選ばれてよかった」
「世界一きれいなスターバックスとか元々あったので、いずれ選ばれるだろうなというのはあった」
「僕は地元、この富山が好きなので、将来的に職に就くときは富山に帰ってきて、これからの富山が栄えていくのに貢献できたらいいなと思う」
「将来的には県内に戻ってきて、自分は大手町の出身なんですけど、発展にも貢献できたらいい」

最終更新日:2025年1月13日 19:42
一緒に見られているニュース
北日本放送|KNB|富山[ テレビ ]1ch/[ ラジオ ]AM738kHz/FM90.2MHz