富山県 2024年度にクマ対策強化 2023年の被害多発受け
2023年、県内で相次いだクマの出没や人身被害の対策として、県は2024年度、クマの生息状況の調査や森林整備などを行います。
県は被害防止に向け、出没が多い地域で2024年度から3年間で、集中的にクマとのすみ分けを図る森林整備を行う方針です。
各自治体が取り組む里山の草刈りや、電気柵の設置などの費用を補助します。
また、5年ぶりに生息状況を調査し管理計画の改定に活用します。
前回・2019年の調査では県内に推定で1460頭のクマがいるとの結果でした。
県内では2023年、クマによる人身被害が9件、出没が600件あまり発生していて2004年の統計開始以来4番目に多い数字でした。