「特定最低賃金」3業種で引き上げを　富山地方最低賃金審議会で労組側が意向表明

労働組合でつくる県内3つの団体がきょう、専門性の高い特定の産業について来年度の最低賃金引き上げを求める考えを示しました。

きょう富山市で開かれた最低賃金審議会には労使の代表や有識者が出席しました。

最低賃金には全従業員に適用される地域別最低賃金と、都道府県ごとに専門性の高い特定産業を対象とした特定最低賃金があります。

審議会では、県内で特定最低賃金の対象となっている3つの業種について、労働組合でつくる団体が来年度の引き上げを求める意向を表明しました。

対象業種は一般機械・自動車部品製造業と電気機械器具製造業、そして百貨店・総合スーパーマーケットです。

労働者の代表が最低賃金の引き上げを求める場合、審議会の年間スケジュール調整などのため、労働局へ事前に意向を表明することになっています。

労組側は富山労働局に対し、今年7月末までに正式に特定最低賃金の引き上げを求める見通しです。