詐欺受け子疑いの男「報酬もらっていない」警察に訴え出て逮捕

富山市の女性から通帳などをだまし取ろうとした疑いで、岐阜県の41歳の男が逮捕、送検されました。

男は、警察署を訪れて「闇バイトの受け子の仕事をしたが、報酬をもらっていない」と訴えたことが逮捕につながりました。

詐欺未遂の疑いで逮捕、送検されたのは、岐阜県岐阜市の無職村上誓一容疑者（41）です。

警察によりますと村上容疑者は7月12日「金融庁のムラカミ」を名乗り、富山市に住む80代の女性の家を訪れました。

通帳とキャッシュカードをだまし取ろうとしましたが、話し方や態度を不審に思った女性に拒まれたため立ち去りました。

女性から通報を受けた警察が捜査していたところ、7月15日の午後、村上容疑者が富山中央警察署を訪れて「闇バイトの受け子をしたが、指示役から報酬を受け取っていない。詐欺にあったかもしれない」と訴え、被害届を出したいと申し出たということです。

女性から聞き取った受け子の特徴と似ていたことなどから、警察は7月16日に村上容疑者を逮捕し、17日に送検しました。

村上容疑者は容疑を認めているということです。