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【男子バレー】日本は石川祐希が32得点決めるもイタリアに惜敗 2連続セットを奪うも逆転されベスト8でパリを去る 

2024年8月5日 22:41
【男子バレー】日本は石川祐希が32得点決めるもイタリアに惜敗 2連続セットを奪うも逆転されベスト8でパリを去る 
イタリアに3枚ブロックを受けるバレーボール男子日本代表の高橋藍選手(写真:AP/アフロ)

◇パリオリンピック2024 バレーボール男子 準々決勝 イタリア3-2日本(大会11日目=日本時間5日、パリ南アリーナ)

1勝2敗の4ポイントでグループC3位で準々決勝進出した日本。グループBを3連勝で突破した強豪イタリアと対戦します。

第1セット、イタリアの3枚ブロックなどに苦戦し一進一退の攻防を続けていましたが、エース石川祐希選手のドロップショットで3連続ポイントを奪い9-7で逆転します。西田有志選手がサービスエースを決めほえると、高橋藍選手が鋭いスパイクを相手コートにたたきつけます。流れが日本にくると5連続ポイントで19-12に差を広げます。途中イタリア選手のスパイクが関田誠大選手の顔面に当たるハプニングが起こりますが、すぐに立ち上がりプレーを続行。直後に関田選手のトスがさえ得点を重ね、万全をアピールします。日本はイタリアから25-20で第1セットを奪います。

第2セットはまさにシーソーゲーム。両者3連取を許さない攻防で10-10を迎えます。イタリアにドロップを落とされこのセット初めて13-16で3点リードを許します。しかし、石川選手がこの日2つめのサービスエースで17-17の同点まで追いつきます。イタリアにリードを許しますが、終盤で23-23と試合を戻すと、山本智大選手が意地でボールを拾い石川選手が決めます。最後も石川選手のスパイクが光り25-23で奪います。

このセットを奪えばベスト4進出の大一番。長いラリーもブロックでしっかり得点につなげるなど日本に流れが生まれます。西田選手がアタックとサービスエースで連続得点を奪い、イタリアはたまらずタイムアウトを取ります。リベロの山本選手が何度も相手のスパイクを拾ってイタリアに勢いをつけさせません。先に20ポイントに到達したのは日本でしたがイタリアも追いついてきます。日本はマッチポイントを奪いますがイタリアがサービスエースでデュースに持ち込みます。最後はイタリアの粘りで25-27でこのセットを落とします。

第4セットも24-24まで試合はもつれ込みますがあと一歩及ばず、24-26で奪われ試合は最終セットへ。

2セット連続で奪われ試合は振り出しに戻されますが、西田選手の気迫のスパイクが光ります。先に10点を取りますが2連続ポイントを許し10-11で逆転されます。先にマッチポイントを奪ったのはイタリア。しかし石川選手が自身32得点目を決め、マッチポイントを奪い取ります。しかしイタリアの勢いは止まらず奪い返されると15-17で日本は敗北しました。