性別不合の手術 富山大学附属病院で保険を適用して手術ができるように
自認する性別と体の性別が一致しない人に対して、乳房切除などの手術をしている富山大学附属病院で、1日から、保険を適用して手術ができるようになりました。
日本海側の医療機関としては初めてです。
富山大学附属病院は、2021年にジェンダーセンターを設立し、自認する性別と体の性別が一致しない人に対してこれまでに20件、手術を行いました。
手術の9割は乳房の切除で、性別適合手術である子宮・卵巣の切除と陰茎・精巣の切除も行っています。
しかしいずれも自由診療のため、乳房切除の場合で60万円から100万円の費用がかかっていました。
先月にはこれまでの取り組みが評価されて性別不合に関する学会の「手術に係わる認定施設」として認められ、1日からはホルモン治療を行っていない場合、保険を適用して手術ができるようになりました。
最終更新日:2024年10月1日 21:37