富大附属病院 初のクラウドファンディング 手術時の不安解消に向けた環境整備へ
手術時の患者の不安軽減などにつなげようと、富山大学附属病院は環境整備のための資金を募るクラウドファンディングを始めました。
富山大学附属病院では近年、手術件数が増加する一方、物価高騰で医療機器の更新が難しいことなどが課題になっています。こうしたなか、病院は、手術を受ける患者が少しでも安心できる環境の整備につなげようと、クラウドファンディングを7月29日から始めました。
病院は目標金額をまずは550万円と定め、手術室へ向かう廊下に巨大な壁画を描くことや・手術前の説明用にVRゴーグルの導入などを検討しているということです。
また第二目標として870万円を設定し、医療スタッフ不足解消のためのセミナーなどを開く資金にも充てたいとしています。
富山大学附属病院の林篤志院長は会見で、「病院を支えてくださる皆さんの思いをカタチにして、患者の支えになれば」と話していました。
病院として初となる今回のクラウドファンディングは9月26日までおよそ2か月間の日程で行う予定です。