「捜査に協力しないと勾留する」長野県警名乗る男に現金要求され女性が712万円だまし取られる

青森県内に住む60歳代の女性が警察官を名乗る男から、およそ712万円をだまし取られる詐欺の被害にあいました。
八戸警察署によりますと女性は先月24日スマートフォンに「+」から始まる国際電話番号の着信があり、応対するとソフトカスタマーセンターの「シミズ」を名乗る男から
・「2時間後に電話が止まる」
・「このまま警察に電話をつなぐ」
と言われました。
その後、長野県警察の岩井を名乗る男から
・「あなたはフジイリョウヘイのマネーロンダリング事件に関わっている可能性が高い」
・「捜査に協力してくれないと勾留する」
と言われて、岩井の指示でLINEアカウント「岩井守」を登録し、岩井や上司の遠藤を名乗る男たちからLINE通話で口座残高を聞かれました。
さらに
・「あなたの預金を調べる」
・「お札の番号を調べるので、こちらが指定する口座に現金712万円を振り込んでほしい」
・「振り込み時は査察官の鶴岡を同行させる」
などと言われたので2日後に県内の金融機関で鶴岡と待ち合わせて、指定された個人名義の口座に現金712万円を送金しました。
その後も遠藤たちからさらに現金を振り込むよう求められたのを不審に思い、被害に気づいたということです。
警察は警察官をかたり金銭を要求するのは詐欺だとして注意を呼びかけています。