滑川の観光船「キラリン」航行不能に 今後の「ほたるいか海上観光」は中止に
3日昼前、滑川市の第3セクターが運航していた観光遊覧船が富山湾内で動けなくなりました。
船には乗客乗員あわせて41人が乗っていましたが、漁船がえい航し、けがはありませんでした。
伏木海上保安部によりますと、3日午前11時半ごろ、滑川市の第3セクターWAVE滑川が運航する観光遊覧船「キラリン」が、富山市の水橋港東防波堤灯台から北東におよそ1.4キロメートル沖合の富山湾で動けなくなりました。
乗組員から118番通報が伏木海上保安部にあったもので、スクリューにごみのロープが絡まって航行不能になったということです。
船には乗客38人と乗組員3人のあわせて41人が乗っていましたが、漁船によって曳航され、通報からおよそ1時間半後に滑川漁港に戻りました。
乗っていた人にけがはないということです。
伏木海上保安部は、航行の際に見張りを徹底するなど海のごみに注意し、安全運航を呼びかけています。
観光船キラリンについて、WAVE滑川はホームページで「船体の一部に損傷が見つかり補修が必要となったため、当面の間、運航を中止させていただくこととなりました」と説明しています。
5月6日までの日程でこの船を用いて行われている「ほたるいか海上観光」は、中止になるということです。