ヤングケアラー支援ガイドライン 富山県が素案示す 年度内とりまとめへ
大人の代わりに家族の世話や介護などを行う子ども、「ヤングケアラー」の支援にむけ県は21日、早期発見から支援への流れを盛り込んだガイドラインの素案を初めて示しました。
有識者らで構成する県のヤングケアラー支援ネットワーク会議が21日、富山市で開かれました。
この中で県は今年度中の策定を目指している支援ガイドラインの素案を初めて示しました。
素案では、ヤングケアラーの問題が家庭内の事として表面化しにくい現状を踏まえ、「探す」「気づく」「聴く」「つなげる」事が重要だとして早期発見から支援への流れを示しています。
素案に対し出席者からは「虐待など、保護が必要なケースを明記すべき」とか「子どもたちに知ってもらうために学校内の目につくところで周知することも有効ではないか」といった意見が出ていました。
県は2024来年3月ごろ開く最終の会議で出た意見と合わせ、ガイドラインをまとめる方針です。